【Studio One】音符入力のやり方(後編) ピアノロール -初心者向けポイント解説-

DTM

レッスンでつまづきやすいポイントを解説するシリーズ「Studio Oneポイント解説ゼミ」。
今回は音符の入力について、いくつかの方法を紹介します。

音源の読み込み→ピアノロールの表示までは前回の記事をご覧ください。

最初に覚えたい!ピアノロールの見方

作成したイベントをダブルクリックすると、画面下半分に新たな画面が現れます。

縦が音程、横が時間の流れを表すこの画面を一般に「ピアノロール」(正式名称:音楽エディター)と呼びます。まずは最低限以下のことだけ覚えておきましょう。

クリックで拡大

色のついている部分が音符(ノート)です。入力された音符はこのようにどの音程がどこからどこまで演奏されるかがわかるように表示されます。

入力スペースの縦の一番濃い色の線は小節、次に濃い線は拍の区切り線です。それ以下の細かいマス目は一番薄い線で表示されます。

例えばこの音符はA3の音程が、88小節目の3拍目に、1拍(4分音符)の長さで入力されています。

②ピアノロールでマウスの役割を変更するツールバーはここにあります。画面上部のアレンジビューとは連動していないことに注意です

③後述の「ステップ入力」を行うためのボタンです。

④マス目の細かさ、入力の細かさはこの「クオンタイズ」という項目で変えることができます。

Step Up!

一般的に「クオンタイズ」は音符の頭を強制的にマス目に揃える機能を指します。

⑤C3がピアノの「真ん中のド」に相当する音です。Cを開始点にして1オクターブ上がるごとに数字が大きくなっていきます。
外部のプラグインを使う場合、メーカーによって番号がずれていることがあるので注意が必要です。

⑥ピアノロールを閉じるときはこの✕ボタンで閉じます。また右上矢印ではピアノロールを全画面に拡大することができます。

音符(ノート)の入力方法

ここからは実際にピアノロールに音符を入力する手順を紹介します。

①ペイントツールによる入力

ピアノロールのツールバーからペイントツール(ペンのマーク)を選択。
ピアノロール上で任意の場所をクリックすると、クリックした音程と場所にクオンタイズで設定した長さで音符が入力されます。入力時に横にドラッグして長さを変えて入力できます。

Step Up!

ピアノロールではCtrlキーを押している間はカーソルがペイントツールになり、音符の入力ができる状態になります。これに慣れるとツールバーでいちいち切り替える必要がなくなり煩わしさが軽減されます!

②MIDIキーボードによるステップ入力

MIDIキーボードを使い精密に音符を入力するときはステップ録音という機能を使います。

① 階段状のアイコンをクリックすると下にメニューが出てきます。

②「有効化」がオンになっていることを確認して鍵盤を押してください。

指定した音符の長さで弾いた鍵盤の音が再生バーの位置に入力されます。和音のように同時に複数音入力するときは鍵盤を同時に押してください

④の「Qに従う」がオンになっているときはクオンタイズで音符の長さを指定します。

⑤間違えたときは「戻る」、間を開けるときは「休符」ボタンをクリックします。

注意!

リアルタイム入力(後述)のときステップ入力が有効化になっていると大変なことになります。また試し弾きのときにも有効化になっていると悲惨なことになります…。
必要のないときは必ず赤いボタンを押して無効化しておきましょう。

③リアルタイム入力

●ボタンで録音状態にした状態でMIDIキーボードを演奏すると演奏した通りの音とタイミングで音符が入力されます

リアルタイム入力では音符が入力されると自動的にイベントが作成されるため、最初にイベントを作る必要はありません。

Step Up!

アレンジエディター、ピアノロールともにペイントツールによる入力はダブルクリックでも代用できます。ループ範囲が設定されている場合、アレンジエディターでは範囲内をダブルクリックしたときはループ範囲全体にイベントを作成します。

まとめ

ここまで3つの音符入力方法を紹介してきました。

制作スタイルや手持ちの機材、ジャンル、さらに曲のどの部分かによっても最良の入力方法は変わってきます。

これらを使い分け、コピーアンドペースト(Ctrl+C/V)や複製(D)、アンドゥ・リドゥ(Ctrl+Z/Ctrl+Shift+Z)も駆使しながら効率よく音符を打ち込んでいきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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