【エレクトーン】より魅せる編曲のヒント・アイデア

エレクトーン

エレクトーン講師の武井悟です。

数回にわたってエレクトーンのアレンジって難しくないよ!やってみようよ!という記事を書いていますが、やってみたもののいまいちかっこよくならなくてやめてしまった、という方もいるかもしれません。

この記事では単純で映えないアレンジからかっこよく魅せるアレンジにするためのいくつかのアイデアを紹介します。

かっこよく魅せるためのテクニック

右手でメロディをハモる

ピアノやエレクトーン即興演奏では必須のテクニックです。

メロディオンコードという便利機能で簡単にハモれるエレクトーンですが、やっぱりちゃんと弾いたほうがかっこいい!ですよね。

全部とまではいかなくても、ここぞ!というところで自力でハモるとメリハリがつきます。

また、メロディオンコードではメロより上の音域でハモることはないので、上にハモらせたいときも自分でがんばって弾きましょう。

上鍵盤でハモる場合リードボイスがあると非常に弾きにくいので、上手く聴かせるテクニックを磨くか、ノートリミットなどの機能で対処するかする必要があります。

オクターブをあわせる

演奏しやすいようにフィートを合わせてもよいのですが、低い音程は左の方で、高い音程は右の方で弾いたほうがと深みが出ます。

アナログな鍵盤の物理的な配置と同じような音程をとることで視覚的にも心理的にも下はずっしり、上は軽快なサウンドを演出できます。

左手、ベースでメロディを弾く

関連して、メロディが低い音程のときは、フィートを変えて上鍵盤に持ってくるのではなくあえて下鍵盤の左手で弾いてみるのもアリです。
このとき右手はコードか裏メロを弾くようにするといいでしょう。

左手で上、右手で下鍵盤を弾く

あえて下鍵盤を右手で弾いてみる、上鍵盤を左手で弾く部分があってもいいでしょう。

例えば下鍵盤をメモリーで流しっぱなしにしておけば、両手で上鍵盤を使って演奏することができます。

左手は可動域が狭いことが多いため、下鍵盤の上のほうに裏メロの音色をノートリミットでセットしておけば右手がヒマなときに裏メロを弾くこともできます。

右足を使ってみる

ベースの動きが多いとき、オートベースに頼り切らず、一瞬だけ右足を使ってみたらどうでしょうか。音数に合った動きが出て視覚的にも盛り上がります。
オートベースを使用しているときでも見栄え重視でたまに右足を使うのもアリです。

和音のポジションを動かす

左手で抑えている和音を転回したり経過和音を挟んだりしてフレーズ的な動きを作ると動きが出て見映えもよくなります。

和音のトップだけ動かす

和音構成音全体を移動するのではなく、トップの音だけメロディとして動かします。
上手く聴かせるのは難しいですが使える場面は多く、リード・ベースのTo Lowerやノートリミットと組み合わせるれば片手で2つのパートが弾けてお得です。

難しさとかっこよさは隣合わせ

以上、いくつかのテクニックをご紹介してきました。

これらの要素を効果的に盛り込むことでアレンジを数段かっこよく、美しく魅せることができるはずです。

しかし見映えを意識して動きを増やせば増やすほど演奏は難しくなっていきます。

要素を盛り込みすぎてどんどん難しいアレンジになってしまわないように気をつけましょう。

逆に削りすぎてもつまらないので、上手くバランスをとって活用してみてください。

市販の楽譜からテクニックを学ぶ

こういったテクニックは市販の譜面、とくに5~3級の楽譜で見ることができます。
中でも「アーティストシリーズ」は演奏家のテクニックがふんだんに盛り込まれているので、全部弾かないにしても編曲のテクニックを身につけるいい参考書になると思います。

「推し」ポイントを全力でフィーチャーしよう

個人的に編曲で大事にしているのは曲中の「推し」ポイントが弾いていて楽しく、かつ魅せる演奏になっていることです。これは自分のための曲でも、他の人のために作る曲でも心がけていることです。

曲中の大事な部分でスパイスとして上記の「魅せ」要素を入れると、きっとバランスのよい音楽表現ができると思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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