エレクトーン講師の武井悟です。
エレクトーンを弾いている人あるある。
「楽譜とデータが売ってない!」
多くの人が一度は思ったことがあるはず。
月エレのバックナンバーに収録されていたけど今は手に入らなかったり、あるいは販売されてはいるけど難易度が合わなくて、あっても思ってたものとはちがうことも。
…でも、そこであきらめるのは、とってももったいないと思いませんか?
楽譜もデータも、なければ自分でつくればいいんです。
楽譜とデータは自作できる
アレンジなんてなんか難しそうだな…と思っている方も多いと思います。
でも、一回やってみたら案外できるものかもしれませんよ?
インターネットやスマホなどのIT技術の発達によって、今では音楽を楽しむ人々の助けになるツールもたくさん登場しています。
エレクトーンの3段譜がなくても、ピアノ譜やコード譜だったら見つけられたり、コードを検出してくれるスマホアプリがあったり、さらには耳コピ支援ツールだってあります。
そういったツールの助けを借りながらなら、少しづつ進めていけそうではないでしょうか?
最初はなかなかいい感じにならないかもしれません。
それでもきっと徐々に納得できるものに近づいていくはずです。
納期に間に合わせで作られた市販のデータより、あなたが気持ちを込めて作った譜面とデータのほうが、きっと何倍も素敵な演奏になるはずです。
自分で作るとこんなイイコトがある
①カット、展開も思いのまま
エレクトーンを弾いてる人あるあるその2、
楽譜買ったけど好きな部分カットされてる!
自分で作れば、ワンコーラスで終わらせるもフルバージョンで思いっきり弾き切るも自由自在です。
先にフルで作っといて「長いな」…と思ったらバッサリカットもできるし、イントロにちょっとライブバージョンみたいなのつけたいなぁと思ってチョイ足しするのも全部自由にできます。
②自分に合わせた難易度にできる
市販の曲集は「グレード」という枠組みに収められている曲集が圧倒的に多く、手足の動きも以外でも、その枠組みの中である程度の難易度が調整されています。
一番わかりやすいのは「調」です。
初級の楽譜は、譜読みと演奏がラクになるよう平易な調に変えて編曲されていることがあります。
加えて出版楽譜のレベルはテンポやレジスト数などデータ面にも影響があるようです。
自分で作ればそういった制約を受けることなく、
「ベースがかっこいい曲だからちょっと難しそうだけどしっかり弾いてみよう」
とか、
「左手の動きだけちょっと簡単にしちゃお…」
みたいな柔軟な編曲が可能です。
もちろん原曲の調で演奏するか、簡単に移調するかもあなたが決められます。
また、エレクトーンにはアカンパニメントやオートベース、メロディオンコード、タッチ感度の設定など演奏の難しさと質に関係する機能がたくさんあります。
これらをどこまで使うか、あるいは自分に最適化するかの選択によっても、難しさ・弾きやすさが大きく変わります。
できるだけ多くの人に会うように設計されたレジストとよりも、自分の演奏スタイルに合わせて作ったレジストのほうが、きっと演奏がより輝くと、私は思います。
④こだわりポイントをしっかり反映できる
上に書いた「調」含め、市販の楽譜で厄介なのが自分の希望通りのアレンジになっていない場合があることです。
ジャズなどで著名なバージョンが複数ある曲の場合は自分が演奏したいバージョンではなかったり、あるいはポップスでも無駄にオーケストラアレンジとかジャズアレンジとかされてたりすることもありますね(それもエレクトーンのおもしろさの1つではあるのですが)。
自分で作れば、そんなバージョンの心配をする必要もありませんし、逆に自分で派手にアレンジすることも可能です。
さらに、好きな曲であればあるほど自分なりの「こだわりポイント」があると思います。
せっかく好きな曲なのにここぞ!という部分が演奏箇所になかったり、なんかノリがイマイチだったりと、せっかく買った楽譜がこだわりポイントがわかっていないアレンジだとちょっとがっかり…。
自分で編曲すれば、自分の推しポイントは思う存分盛り込めます。
「ここの裏メロはかっこいいから弾きたいなぁ…」
「ドラムは派手な音がいいなぁ…」
「ここでサックスソロとか入れちゃおっかなぁ…」
「サビ終わりのキメはしっかりアクセントがつくサウンドにしよう!」
こんなワガママも全部盛り込めます。
自分なりのこだわりポイントのある曲は弾いていて楽しいですし、こうしたこだわりから生まれる魅力は、演奏を聴いてくれる人にしっかりと伝わるはずです。
弾く楽しさ+「聴く」「作る」楽しさ
このように、自分で演奏の用意からはじめてみると、データや楽譜を「作る」楽しさにだんだん気づく人もいます。
また、データや楽譜を作るためにはオリジナルの楽曲を聴き込む必要があります。
音楽的に聴き込むことによって、理論を使って分析したり、あるいは日常のBGM以上に全神経を集中させて味わったりという「聴く」楽しさにも気づくかもしれません。
もちろんやっぱり私は弾くだけのほうがラクでいいよ!という方もいると思います。
でも、せっかくいろいろな機能と潜在能力をもっているエレクトーンなんですから、1回ぐらいはアレンジを体験してみてほしいなぁ。。。と長年エレクトーンに触れてきた者としては思います。
お気に入りの曲を演奏することに加えて、さらに深淵な音楽の魅力にぜひ一緒にふれてみませんか?
このホームページではお気に入りの曲をエレクトーンで弾けるようにするための様々なお役立ち情報を発信していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
アレンジレッスン、リズム制作承ります
当ホームページではピアノエレクトーンの演奏レッスンとDTMレッスンに加えて、エレクトーンアレンジのレッスンも受け付けております。
いきなり1人で耳コピやデータ作りをするのはハードルが高い…という人のために、楽譜とデータの修正やアドバイスをおこないます。
1人でやっていたけれど行き詰まってしまった…、なんかイマイチいい感じにならない…、自分に合った楽譜とレジストってなんだよ!という方々も、一緒に少しづつ進めていきましょう。
また、ELB-02(ベーシックモデル)ではレジストレーションの作成ができてもリズムを本体で作ることができません。そんな人のために、リズムのみ作成を代行するというサービスも行っております。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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